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特殊清掃
害虫駆除

<殺虫駆除・死骸の除去清掃>
遺体のあった場所には、蛆虫・蛹・蝿が発生していることが多くあります。特に蛆虫は死体や糞便に大量に発生します。
汚物や不潔にしているものが発生源とされるため、成虫のハエもろとも衛生害虫とされています。
また、ダニ、ノミ、トコジラミなどの吸血性昆虫の他、ムカデのような害虫の発生も想定されます。
これらを駆除するにあたりまず室内に進入しますが、その際は防護服・ガスマスク等の安全装備により入室し、害虫発生の状況を下見確認いたします。
特殊清掃業務は多くの場合、第一段階としてこの害虫駆除業務があることを想定して準備をしています。
状況確認がすんだら、現状と対策方法をお客様に説明し、手順等のご理解を得るようにいたします。
駆除の方法としては、その害虫に効果のある殺虫剤を持参して噴霧を行いますが、噴霧にさきがけ、再利用可能な家具や壁面等に悪影響を与えないための養生・マスキング等を行います。
噴霧後に害虫が死んだことを確認し、掃き掃除により害虫を回収し、二重ゴミ袋等に入れて密封します。作業中は害虫による感染症などの媒介が想定されますので、私ども自身の防護だけでなく、室内から害虫が周辺に這い出したり、飛び出したりしないよう、原則的には部屋を密閉して作業をおこないます。



オゾン脱臭

<酸素ガス原料方式により、におい物質を強力に酸化分解させます>
気体として発散される消臭剤です。オゾン脱臭法※は、強い酸化力を持つオゾンを利用して、におい物質を酸化分解する方法なのです。
殺菌のメカニズムは、酸素原子の強力な酸化作用により、菌の細胞膜を破壊し、内部の核酸や酵素も破壊することで、菌自体を死滅させるというものです。
オゾンを気体のまま臭気物質に接触させる乾式と、オゾン水と臭気物質を反応させる湿式があります。
オゾンは、放電又は紫外線を照射して空気中の酸素から作られるのが一般的ですが、弊社では直接酸素を原料とする方法を採ることもできますので、一般的な方法と比べて物理的に約5倍の効果が期待できます。
また、残留オゾンは、安全確保のためフィルターなどで除去するか、充分に換気を行ってから入室する必要があります。
オゾン脱臭のメリットとしては、酸素が原料なので、管理が容易ということにあります。
殺菌作用もあるため、微生物の繁殖を抑制する効果も期待できます。
デメリットとしては、
・人体に悪影響があるので、残留オゾンを除去する必要があります。
・放電式では窒素酸化物(NOx)の発生を伴います。
・触媒部が汚れると脱臭効果が大幅に落ちます。
・オゾンが接する機器などへの腐食対策が必要です。
・ゴム、プラスチックの劣化、金属腐食などの副作用も懸念されます。
死臭の脱臭 消臭 酸素ボンベ オゾン脱臭器

※オゾン発生器:オゾンキューブSK-w005
   消費電力:100W 単相100V
   オゾン生成量:5L/min → 600mg/hr → 7,000mg/hr ✽
   サイズ:幅160×奥行350×高160 mm,重量:5.4kg

   ✽ 弊社では、小型の酸素ボンベとの組み合わせで酸素を使用しています。
オゾン脱臭器



噴霧脱臭

<各種方式、各種薬品の効果的散布により、においを噴霧脱臭します>
タイプとして〔1〕加圧式噴霧器と〔2〕ミスト噴霧器※に分けられます。
ふたつの噴霧器の特徴として、主に、除菌消臭剤の粒子が異なることがあげられます。
〔1〕加圧式噴霧器であれば、噴霧粒子の径が大きく、除菌消臭剤の消費量が非常に高いため、各段階の急速消臭作業には向きますが、特殊清掃後の仕上げ消臭作業では、噴霧粒子が粗いため、壁材や床材を濡らしすぎる場合があります。
仕上げで噴霧器を使用する場合には、後で吹き上げ作業を行います。
〔2〕ミスト消臭器では、噴霧粒子が細かく、除菌消臭剤を効率良く噴霧することができますが、部屋中に満遍なく噴霧するためには、噴霧粒子が細かい分、噴霧の時間に相当の時間を要します。
作業効率のためにはふたつの噴霧器を使い分け、効率を高めることが望ましいといえます。
噴霧作業は、噴霧器ノズルを天井から床部へ吹きつけるように消臭を行っていきます。
天井から順に吹きかけることによって、壁から床へと効率よく噴霧することができます。使用する薬剤などによっては脱色や変色を生むので、必要なものに薬剤がかからないように、マスキング措置を施します。
使用する薬品は、次亜塩素・二酸化塩素・オキシドール・電解水(中性)など、臭気成分に噴霧して除去します。
噴霧器は簡易に使用することができますが、噴霧法では臭気と接触率が低いのでオゾンと比べると脱臭効果はあまり高くないようです。
死体 死臭の脱臭
※空間噴霧器 Fogmaster Tri-Jet 6208
  (米国フォグマスター社・トライジェット6208)
    外形寸法 長さ31cm × 高さ39cm × タンク直径22cm 重量 3.6kg
    電源:AC100V 50/60Hz
    タンク容量:3.8ℓ,粒子径 15~30ミクロン
    噴霧量:0~300ml/分,噴霧範囲 6~7.5m(噴霧口は上下可変式)
ミストジェネレーター



使用薬品


(例)二酸化塩素
塩素の酸化物で、化学式 ClO2で表される無機化合物です。
殺菌作用があり、消臭に使用する代表的な薬品のひとつです。
特殊清掃の現場では「二酸化塩素CAS10049-04-4」を主成分にした薬品が使用されることが多いようです。
しかし二酸化塩素の取扱は難しく、使用上の制約が出てまいります。
たとえば許容濃度0.1PPM以上の二酸化塩素を使用する場合には、呼吸用保護具である「送気マスク」「空気呼吸器」等を備える必要があります。二酸化塩素の安全性は経口摂取では確認されていますが、長期間低濃度雰囲気で暴露に係る作業を行った場合の安全性は十分に検証されているとはいえません。
二酸化塩素 画像
弊社では、亜塩素酸ナトリウムの中和反応により二酸化塩素ガスを生成させる方式で、主に一次消臭・瞬間消臭に使用しています。
(状況別に、次亜塩素・オキシドール・電解水(中性)等も使用いたします。)


血液や体液の清掃

血液や体液には細菌・雑菌が繁殖し、不用意に触れては感染症などにも繋がってきますので、マスク・エプロン・ゴーグルなどを着用し、ゴム手袋等は厚み・材質・枚数など吟味して特に入念に着用して作業を行います。
液状部は、ペーパータオル等に染み込ませながら清掃し、2枚重ねのゴミ袋に入れます。
量が多い場合はその場所に除菌洗浄剤を吹き付けペーパータオルで拭き取り、次亜鉛素酸ソーダ系の薬剤により分解させ、さらに拭き取りを行います。
大量の血液・体液が固化している場合には、まず、その場所を人が通らないようにフロアサインを付けるなどして一緒に入室されるお客様に配慮します。
その後、除菌洗浄剤をその場所に吹き付け、各種ヘラ等を用いて剥がし、床材部に近くなったら、アルカリキレート剤系の薬剤を利用して噴霧法または湿布法で処理します。
最後はオキシドール等で仕上げを行い、除菌消臭効果ももたせます。
タイベック防護服